グロービス学び放題のピラミッド構造:概要(コース概要より引用)
「ピラミッド構造」について
ピラミッド構造(ピラミッド・ストラクチャー)は、高い論理性が求められるコンサルティングファームなどでよく用いられる論理展開のフレームワークです。 ピラミッド構造を用いることで、どのような筋道や論拠でその主張をするのか、構造がわかりやすくなるとともに、主張の説得力を高めたり、相手の主張の問題点を探ることができます。
「ピラミッド構造」をおすすめしている人
- 論理的思考力を高めたい方
- 問題解決能力を高めたい方
- 意思決定の精度をあげたい方
「ピラミッド構造」を受講して学んだこと
ピラミッド構造とは、「問いをたて、その問いに対する主張・結論を最上位に、論拠、ファクトを展開することで結果的にピラミッド状に可視化すること。」と理解した。
作成方法は下記の手順をとる。
- 何について考えるべきか?問いを立てる。
- 問いに答えるための論点を列挙。
- 論点に対するファクトを収集する。この時、不確かな情報はなるべくなくす必要が有る。
- 上から下は「なぜなら?」。下から上は「だから何?」という精査を繰り返す。
- 論点に対して結論を出す。
また、結論・主張ありきでピラミッド構造を作成してしまうと、確証バイアスを増幅すると考えられるので注意が必要だと考える。
「ピラミッド構造」を受講して内省したこと
私の主張や結論は、論拠に乏しくなることが多数あった。 時間をかけてやったことと言えば、ごくわずかなほとんどの場合が1つの論拠だけについて情報を集めるだけだった。 今後は、複数の論拠を用意し、多角的な主張・結論を持てるように努める。
「ピラミッド構造」を受講して今後に活かすこと
コースの中で、一番重要な「問い」がピラミッド構造の中に出てこないことに違和感があった。 そのため、私は下記のように進めようと思う。
名前付きピラミッド構造
- これから作るピラミッドに、「問い」を「名前」として付ける。例: 外部サービス導入ピラミッド構造
- 問いの結論・主張が入る「空白の最上位」を用意する。
- 問いに対する論点を用意する。
- 論点に関連するファクトを用意する。
- ファクトから論点に対して回答する。
- 論点の回答を論拠として、結論・主張を決定する。
- 「結論・主張」が「問い」に対する答えになっているかを精査する。
- ピラミッド構造を、「なぜなら?の観点で上から下に」・「だから何?の観点で下から上に」たどり精査する。矛盾や違和感、不足があった場合は修正する。
「ピラミッド構造」メモ
- ピラミッド構造とは、「主張・結論」と「指示する根拠」をピラミッド状に構成したもの
- ロジックの可視化
- 論理展開のスタンダードツール
- 時系列順で説明すると理解が難しい。
- 結論→主張の順で話すことができる
- Aである、なぜなら、Bであり、Cであり、Dであるからです。
- 上から下はなぜ?下から上はだから何?という関係
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作り方
- 何について考えるべきか?問いを立てる。
- 問いに答えるための論点を列挙
- 論点に対するファクトを収集する
- 上から下はなぜ?下から上はだから何?という精査を繰り返す。
- 論点に対して結論を出す。
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留意点
- だから何?を考える時: ファクトの実況中継は意味がない。事実を並べるだけではだめで、実施者が考え抜く必要がある。
- なぜ?を考える時: 結論ありきで強引はだめ。