グロービス学び放題の機長症候群:概要(コース概要より引用)
「機長症候群」について
リーダーが優秀であるからこそ、メンバーは議論や反論をやめてしまうことがあります。 その結果、組織にとって好ましくない状態に陥ってしまうことがあります。
「機長症候群」をおすすめしている人
- 自身の意見を持っていてもリーダーとうまく議論ができないと思っている方
- 自身の経験や能力、自分の意見に自信を持っているリーダー
「機長症候群」メモ
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機長症候群: 優秀なリーダーに反論できずに、メンバーが議論や反論をやめてしまった結果、組織にとって好ましくない結果を招くこと
- リーダーが強制力を働かせるのではなく、メンバーがもつリーダーへの信頼が原因となる
- 防ぐには
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リーダー
- 自分がメンバーに与える影響力を正しく理解する
- リーダーとしての威厳は持ち続ける
- メンバーを思考停止に追い込まないコミュニケーションを行う
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メンバー
- 盲目的にリーダーに追従しない
- 「優秀な人でも間違いは発生しうる」という姿勢で、意見や議論をする勇気を持つ
- コツ
- メンバーは前向きな姿勢を心がけ、事実を収集する
- リーダーは一人で全てを決めるのではなく、メンバーに自律的にアイデアを出してもらう環境を作る
- リーダーはその上で、重要な決定に関しては、最終的な意思決定を行う責任を持つ
「機長症候群」を受講して、学び・内省し・今後に活かすこと
チームの中で、リーダーは、過去の実績や地位、スキルから信頼を勝ち得る。 信頼を積むことにより、メンバーが慕い追従するようになるが、追従が盲信になり、リーダーの意思決定に盲目的に従うようになる。 どのような人が意思決定を行っても、確率的に成功と失敗があるはずだが、「機長症候群」が発生したチームでは、失敗の可能性を検証しなくなる。
過去の経験を振り返ると、リーダー(頻繁に意思決定につながる意見を言う人)の説明を吟味することなく同意したことがあり、後に失敗へつながったことがある。 どのような相手であっても、フラットに接することや普段から意見を言い合う文化を作れるように留意していきたい。